『なんと言うか・・・』
表紙がコミック本みたいな紙でペラペラ。DVDがあるから一応判るが、この本の写真のみでは細かい点が全くわからない。経費削減のためか道端や庭で撮影しているし服が普段着のままで拳法衣でない。それに技の解説も本の文字数自体も乏しい。用法を解説するための相手は弟子なのかも知れないが、その攻撃方法が拳法とか空手ではなく手を掴むだけとかゆるいパンチであり(それともあのパンチは形意拳?)これでは中国拳法で最強と言われる形意拳がどの程度強いのかが伝わってこない。実戦と言う文字が表紙にあるが実戦で前からボーと来ていきなり手を握る男はいないだろう。よってそれが判るような事も入れて欲しい。「名人伝」はいらないと思う。「道と徳」は含蓄深い点があってそれなりに良い。足の使い方に波反しみたいな所が有りそこは参考になった。